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Music Chan ミュージックちゃん

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ミュージシャンは時間給でギャラはもらえない?

 今回はミュージシャンのギャラの話です。

 駆け出しの頃、ライブ演奏ギャラは一本$75というのがほとんどで、拘束時間は9時から夜中の1時。45分のセットを4回やって終わり、というパターン。機材をセットアップする時間を見込んで、8時には会場についていなくてはいけなくて、おわってからも片付けやなんやかんやで、おしりに1時間。計6時間の仕事で$75ということは、時給にして1時間10ドルちょっと。かなりつらいものがある。これが、約15年前の話。

 はじめてツアーの仕事をした時は、一本$400。これはギグがどこでも一律$400。例えば、NYでのギグでトラベルデーで前後に一日ずつ拘束された場合でも同じ$400。アーティストによっては、トラベルデーとして$150とか払ってくれる人もいるが、私のこのアーティストの場合は、トラベルデーのペイはなし。そしたら、3日間拘束されて$400だから。。。。。と時間給なんか計算してたら、本当にやりきれない。おまけに、NYは物価が高くちょっとごはんを食べたらすぐ$25とかかかっちゃう。これが、約10年前の話。

 時は経って2008年。さて私のギャラはどれくらいよくなったのか??それが驚く事に対して変わっていない。世の中の物価がどんどん高くなっていくのに、なぜミュージシャンのギャラは変わらないのだろう、とよく仲間内ではなしている。といっても、本音を言わせてもらえば、今の現状で一本$75の仕事はほとんどとれない。これは私の子供のベビーシッター料が問題になっているのだが、ベビーシッターに払ったら私の取り分は$10とかになって、「あれ、何のために仕事してんのかな?」ということになる。

 でもギグによっては、ギャラが安くとも、将来につながるとおもえば、差し引き$10のギャラでもオーケーすることもある。音楽的にすごく良かったりする場合も一緒だ。将来につながる、というのはこの仕事をすることによって出会う人から将来もっといい仕事がくるかもしれない、ていうのがひとつ。それはライブの仕事かもしれないし、レコーディングの仕事かもしれない。ちょっとギャンブル的なところもあるが、もしこれからの若いミュージシャンだったらどんなにギャラが低くても仕事は断らずに全部引き受けた方がいい、というのが私のアドバイス。こういう私もChaka Khan/チャカ・カーンの仕事をもらった時に、「えーと、この仕事は結局もともと誰に会ったから来たのかな?」とそのもとをただせば、結局$80しかもらえなかったトラでいったR&Bのカバーバンドで出会ったギターのおじさんがきっかけになっていることに気づいた。

 今まで一番よかったギャラというと、(なんかこういうことをバラしてる自分がおかしい)1日約$1000かな。。。こういうのが週2回もあれば私もけっこうゆったり生活できるのだが。。。
一番少なかったのは$0!!でもそういう時もこうやってがんばって人を助けていると必ずどっかから帰ってくるもの、と思って、とにかく仕事をこなす。(私って偉いな〜。)ということで、ギャラの話はここまでです。

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