あんたはうまいっ!

英語は中学の頃から大好きだった私。それというもの、北九州市門司区の柳西中学の中山先生のおかげ。先生の大げさな発音の仕方を「あそこまでしなくても。。」と思いつつ一生懸命まねしていつもテストは90点台だった私。時は過ぎて、1995年、初めてのR&Bのバンドに入った私は今まで習った教科書の英語では到底説明のつかない英語に出会った。このR&Bのバンドは私を入れて6人の編成。ドラム、ベース、ギター、キーボード、女性シンガー、と男性のラッパーがいた。ギターの子はイタリア人とメキシコ人のハーフだったが、あとのメンバーはみんな黒人。音楽のジャンル的にコンサートやギグのお客さんも黒人が多かった。その時点でアメリカ生活通算3年たっていた私だが、リハーサル中にいろいろ飛び交うジョークなどはほどんどわからず、ただわかったふりをしてヘラヘラしていることが多かった。
ある日、ギグでキーボード・ソロをしてそのセットが終わったあと、まだステージにいた私のところへある黒人の女の子が駆け寄ってきた。” Hey Girl! You are a bad keyboard player!” (直訳すると、そこの彼女、あんたキーボード下手ねぇ。)となる。私は、ニコニコしながらそういった彼女の顔をじーっとみて、傷ついていいのやらなにやらわからず、言葉に詰まってしまった。氷ついた私の顔を彼女も不思議そうに見ていたっけ。
で、バンドのみんなにこれこれしかじか、こういうことを言われた。と報告したらみんな「よかったねぇ。やっぱりあのソロがよかったから。」という。で説明してもらって初めてわかったのだが、You are BAD! というのはすごいっ、とかかっこいい、ていうことだというのがわかった。なるほど、、、だから彼女はニコニコ笑ってたのか。
で、何年もたって You are BAD. だけじゃなくて、ほかにもいろんな言い方があることがわかった。
1)You are SICK. (このSICKは病気っていう意味じゃなくて、病気になるほど、かっこいい、という意味。)
でも、もちろん使われる時と場合によって(ひどい人)という意味にもなるので、注意。
2) You are the shit! ( shit っていうのはくそーという悪い意味もあるけど、この場合はやっぱりすごい!っていう意味になる。)
3)You are the bomb. (bombっていうのは爆弾という意味だけど、ここでは爆弾が爆発するくらいのインパクトがあるっていうこと。要するに、すごいってことかな。)
4) He is Dope. (Dopeっていうのは、麻薬常用者っていう意味だけど、ここではやっぱりかっこいい、とかすごいという意味になる。)これは人に対してだけじゃなくて物に対しても使える。
というふうに、単にあんたはうまいっ!、すごいっ!といってもいろんな言い方があり、もちろん中山先生のクラスでは教えてもらわなかった表現が実際ここで生きていくと山ほどある。ということで、第1回目の英語講座でした。
