Music Chan ミュージックちゃん
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Archive for February, 2008
February 8, 2008 at 11:34 am · Filed under こんな仕事しました!
出会いはいろんなところにあるもので、ロバートに会ったのはギターセンター(ロスで有名な楽器屋さん)だった。レジのところにいたら声をかけてきて「キーボード弾くの?」というところから始まって結局彼のギグで演奏することになった。彼の音楽ははっきりいって今まで仕事した中になかった斬新な音楽で、まぁ一口に言えばロックになるわけだが昔キャプテン・ビーフハートのドラマーだった彼のニューアルバムの曲を全部覚えることになった。
CDと同じ音色をキーボードから選ぶのも一つだが、CDで演奏されているソロをそのままコピーして弾けっ、と言われてえんえんと続くソロを全部楽譜に落として弾いたのを覚えている。ある曲では「自由にソロしなさい」と言われてはりきって弾くと、「だめだめ。そんなきちんとしたソロじゃなくて、もっときちがいのように弾けないの?」と言われ、何度やり直してもだめ。そのうち「えぇいっ、これでもか!!」とひじでバンバンキーボードを弾いたら、「そうそうっ、それだよ!!なんで最初からそれができなかったの?」という調子。
さてギグの会場はスペースランド。当日は、ロバート調達の衣装を着た。黄緑のタンクトップに真っ赤の超ミニスカート、下は黄緑と黄色のスゴイハイヒールのブーツで極めつけはピッグテール(髪を2つに結んだ)。なんじゃこりゃー、というカッコ。うまく歩けなくてサウンドチェックの時にキックドラムがどんどんしてる横で一生懸命歩く練習。しかし、お金のためとはいえここまでやるかなぁ。と自分自身に感慨無量。
ショーも無事進みファイヤーという曲になり、CDと同じソロを弾き始めたとたん、わたしの横にあったモニタースピーカーから煙が出てきた。でも、曲をやめるわけにはいかない。ので、引き続けていたら今度は火がボーボーと出てきた。これはあとで撮ったビデオを見たのだが、この時点でやめればいいのに、顔をひきつらせてソロを弾き続けている私。で、結局その火がついたスピーカーはわたしのソロの途中で係りの人がステージからどっか別のところへ持っていってしまった。その間ソローだけは決して止めないで弾きつづけた私。このプロ根性には自分自身に拍手!!
ロバートのギグで楽しかったのは、ロバートの彼女のようこさんといっしょに演奏できたこと。ようこさんはとってもひたむきでとてもうまく(キーボード)、おまけに歌もうまかった。彼女といっしょに演奏できたのは今でもいい思い出だ。ということで、私のクレイジーな体験第2弾。
February 3, 2008 at 12:33 am · Filed under プロミュージシャンへの最短距離

今までした数々のスタジオセッションの中で、ジャンルを仕分けしてみると一番多いのはやっぱりR&B/ファンク、次がロック、数少ないけどクラシックていうものあった。キーボードプレーヤーとしては、まず最初に電話があった時に以下の質問をする。
1)オリジナル曲か、カバー曲か。
カバー曲をレコーディングという場合は、あらかじめその曲を聴いておく。黒人プロデューサーの場合は90%楽譜がないと思ったほうがいい。その場合は自分で楽譜を用意していくか、またはその場でさっとコード譜だけ書く。オリジナル曲の場合は、もしデモのレコーディングがある場合はあらかじめそれを聴いてこれまたコード譜を用意していく。それがない場合は行き当たりばったりになってしまうが、最悪シンガーの人が歌うメロディーを聴きながらコードを探していく、という状況になる。この場合シンガーの人が音痴ということもありうるが、そこで「多分こういうことを歌いたいんじゃないかな。」と推測して曲を作っていく場合もある。と、なると結局自分も作曲の権利をもらえることになる。この辺はあとでもめたくないので、こういう状況になりそうな場合はその点クリアにしておいたほうがいい。と、いってもあんまり辺な曲で権利なんかいらないよーっ。という時も実はあるのだ。
2)スタジオにある機材/楽器
スタジオにどういう機材がありますか?というのが次の質問です。が、ほとんどのスタジオにキーボードがあるので自分のを使わない場合が多いかな。でも実際こだわりだすと、キーボードの高さやちゃんとしたいすがあるか、とか楽譜立てがあるか、とか細かいことになるので、いつも車には自分の機材を積んである。で、実際スタジオに着いてから何があるかを見て足りない物を車から持ってくる場合が多い。
3)入りの時間について
もしセッションがライブセッションでドラマーとかほかのプレーヤーと一緒に演奏する場合にはもちろん入りの時間を聞きます。まぁどっちにしても入りの時間は聞くけど、今までの経験からいうと、ドラムのマイキングなどで待たされることがほとんど。ドラマーより1時間ぐらい遅く到着するとちょうどいい、と思います。
4)お気に入りにスタジオは?
今まで、レコーディングした中で一番好きなのは、キャッスルオークというスタジオです。ロスのカラバサスという町にあってリーリトナー、チャカ・カーンなど大物のアーティストがいつもレコーディングしています。ここにあるピアノがヤマハのC7でこれがまたいい音なのです。ここは広いスタジオなのでゴスペルのコーラス隊や、オーケストラのレコーディングもオーケーです。エンジニアもみんなうまい人ばかりです。
ということで、また第3弾を楽しみにしていて下さい。
February 2, 2008 at 1:19 am · Filed under ロスで活躍するJapanese Musicians
ロスで活躍している日本人のミュージシャンを紹介します。今回は女性パワーということで、女性ミュージシャンを紹介します。
名前はYUKO TAMURA。彼女も私と同じキーボード奏者で、なにしろ私と彼女は誕生日もいっしょという運命的な友人です。出会いはかれこれ10年ほど前。それ以来ツインキーボードの仕事があるとよく一緒に仕事しています。ここ数年彼女はグラディス・ナイトとツアーでいろいろ飛び回ってます。またイランの美空ひばりかという大御所シンガーのGoogooshともツアーで世界中で演奏しています。彼女も私とにてR&B系のアーティストと仕事をすることが多いようですが、彼女にインタビューをしてみましたので読んでみてください。
質問1
今まで演奏したアーティストの中で一番感動したのは誰ですか?
一人に絞るのはむずかしいです。 アレサフランクリン、グラディスナイト、スティービーワンダーなどです。
質問2
アメリカに初めてきたのはいつ?その頃の音楽シーンは今と比べてかな
り違っていましたか?
80年代初期です バブルがはじける前でもっと仕事がありました。ア
メリカも日本もとても景気が良かったときです。今のようにティーンエージャ
ーのルックスだけで歌は2の次のようなアーティストは見かけなかった。実力のあ
るアーティストばかりでした。
質問3
日本人としてアメリカ人の中で仕事をしていてつらかったことは?
辛かったことはありませんが やはり文化の違いを感じてイラついたり
さみしくなったりすることは 今でもあります。
質問4
ビザの問題はどうクリアしましたか?
昔は今ほど 厳しくなかったのですぐグリーンカード(永住権)が取れま
した。
質問5
日本で音楽を勉強している人になにかアドバイスがあればお願いします。
いろんなCDを聞いて練習する。自分の好きな音楽の本場に行くのが一番
よく理解できる道だと思います。
質問6
ゆうこにとってロスでプロでやっていく上で大切なポイントを3つおねがいし
ます。
1)いろんなジャンルの音楽を演奏できること
2)スムースな人間関係(とても大切)、嫌われたら仕事は来ない。
3)どの仕事も自分のベストを尽くす
といことで、やはり人間関係がとっても大切な世界ですね。次回はサウンドエンジニアのケイコさんにインタビューしてみます!